「ヘルニア=すぐ手術」ではありません
椎間板ヘルニアと診断されると、不安になる方も多いと思います。
しかし実際には、多くの方は手術をしなくても改善します。
まずは薬やリハビリ、ブロック注射などの「保存療法」を行うのが基本です。
では、どのような場合に手術が必要になるのでしょうか?
手術を検討する3つのケース
① 痛みやしびれが強く、日常生活に支障がある
- 痛みで夜眠れない
- 座っていられない
- 仕事や家事ができない
- 身体を曲げていないと歩けない
このような場合、生活の質を大きく下げているため手術を検討します。
② 薬やリハビリで改善しない
- 数週間〜3ヶ月治療しても変わらない
- 一時的によくなってもすぐ再発する
保存療法で改善が見込めない場合は、手術が有効な選択肢になります。
特に当院では症状が出てから半年以内に手術をお勧めしています。半年以上たつと同じ手術をしても症状が残りやすいからです。
③ 神経の障害が出ている(重要)
これは特に重要なサインです。
- 足に力が入りにくい(脱力)
- つまずきやすい
- 排尿・排便の異常
このような場合は、早めの手術が必要になることがあります。
実際の患者さんで多いケース
当院では、以下のような状態で手術を選択される方が多くいらっしゃいます。
- 痛みで横になって寝ることができない
- 薬をやめるとすぐに悪化してしまう
- 長時間座れない・立てない
- 日常生活に大きな支障がある
「我慢の限界」がひとつの目安になります。
早めの受診が大切です
「もう少し様子を見よう」と我慢し続ける方も多いですが、
神経は長く圧迫されるほど回復しにくくなります。特に
- しびれが強くなってきた
- 力が入りにくい
と感じたら、早めに整形外科を受診することをおすすめします。
手術のメリット
手術では、神経を圧迫しているヘルニアを取り除きます。その結果
- 痛みの改善
- しびれの軽減
- 日常生活の回復
が期待できます。
まとめ
- 多くのヘルニアは手術なしで改善する
- しかし以下の場合は手術を検討
- 強い痛みで生活に支障
- 保存療法で改善しない
- 神経障害がある
「我慢できるか」ではなく、「生活に支障があるか」が判断のポイントです。

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